kmgk0402’s blog

2024.02.13 noteから移設

BL漫画まとめ

春ごろのDMMブックスのセールで買った漫画の中から好きなものを紹介してみます。
(貼ってあるURLはDMMブックスのもの)
下にいくに連れて肌色な度合いが高くなるように並べて、オメガバースは後半にまとめてあります。なるべくネタバレしないように気をつけたつもり…。


『カム トゥ ハンド』 世

https://book.dmm.com/detail/b390bleed02621/

彫り師の嵐と高校教師の美晴。身体中にタトゥーがあってちょっと怖そうに見える嵐と優しい雰囲気の音楽教師の美晴の、少しずつ距離が縮まりながらゆっくり進むストーリーがすごく良かった。一見関わりのなさそうな二人の繋がりが分かって、両想いになるシーンの美晴さんがもうかっこよくて可愛くて…。付き合ってからもお互いをすごく大切にしてるのが分かるし、最後までほのぼのしてて読んで幸せになれるお話。美晴さんが仕事柄なのかずっと敬語なのがすごく可愛いくて好き。あと普段は笑顔が多いけど、焦ったり落ち込んだりしてる時も表情がとっても可愛くて癒される。嵐くんは距離の詰め方が絶妙で、優しさとかっこよさがちょうど良いバランスで好き。
肌色なところは3ページぐらいで白抜きとかも無いぐらいの描写なので初心者でも読みやすい。同時に収録されてる俳優と小説家のお話も良かった。


『リンク アンド リング』 つゆきゆるこ

https://book.dmm.com/detail/b950sshes01466/?i3_ref=search&i3_ord=4

大学の同級生、蒔田と別所。ペンの貸し借りという些細なきっかけから友達になって、恋人になって…性格も経てきた恋愛も違って、歩むペースが違う二人が歩幅を揃えるために理解しようと努力して寄り添い合うかんじがすごく好き。

この作品が他と全然違うのは、初めて身体をつなげるまでの過程。ここからはネタバレになっちゃうけど、まず付き合ってからキスだけの関係が半年ある。それから二人とも準備してみて、大丈夫な方が下になることに決めて、慣らすだけを何回か繰り返して、受けが「入れてみる?」って許可出してから初めて挿入まで至る。全部入ってからも、努力の成果だねって二人で笑い合って嬉しそうで。こんなにちゃんと段階を踏んでいく話があるんだって感動した。なかなか関係が進まないと悩む別所に友達の藤司がかける言葉も良い。(藤司くんの恋愛も収録されてます)

全体通して、相手への気持ちがモノローグで語られるところがすごく好きで、そこをCDで聴くとめちゃくちゃ良い!!ってことで、よければCDも聴いてください。追加されてるシーンもありますので是非。

ドラマCD
http://ginger-records.jp/linkandring/


『半壊の花』 早寝電灯

https://book.dmm.com/detail/b950nshes04736/?i3_ref=search&i3_ord=1

短編の作品集。最後の稲穂に帰る道、稲穂につづく道、がすごく好き。この作者さんの作品はどれも好きで、一度読んだらまた初めから読み返したくなる。漫画を読むというよりも小説を読む感覚に近いけど、何でそう思うのか自分でも分かってなくて。いやそれが分かってから感想書けよって話やけど。絵が好き、とかここのセリフが好き、とかなくて、でも漠然とあぁ好きだなって思う。この短編集読んでいいなと思ったら他の作品も読んで欲しいなと思って挙げてみたけど、上手く説明出来ないからとにかく好きってことで、終わり。


『真夜中のオルフェ』 ビリー・バリバリー

https://book.dmm.com/detail/b412arvmj02028/?i3_ref=search&i3_ord=1

不眠症の一紫と、同僚の和深和深くんの声を聴くとなぜか眠れるようになって、いつもみる悪夢もどんどん変化していって…という話。この作家さんはとにかく絵が綺麗だなと思う。表紙もそうだけど扉絵は絶対じっくり見てほしい。トラウマからくる悪夢は読んでて切なくなるけど、その中身が変わっていく様子と二人の関係の変化と、夢の先にあるものにたどり着くラストに心が暖まるストーリーでおもしろかった。聴いてて眠たくなる和深くんの声ってどんな声なんだろうか。


『放課後のエチュード』 昼寝シアン

https://book.dmm.com/detail/b412arvmj05554/?i3_ref=search&i3_ord=1

バレエものだ!読みたい!と思って表紙買いした。凄まじいバレエの才能をもつ一宮と、身体の素質はあるのに活かしきれない千裕。はじめは千裕の一方的な想いが強いけど、それに少しずつ一宮も動かされていって… 千裕の年下ワンコ感と、一宮のツンデレな猫っぽさがめっちゃ可愛くて好き。けど、それよりも何よりももう肉体美がすごかった。エロい意味じゃなくてバレエの表現として。一宮から溢れる才能とにじむ妖艶さや美しさを絵から感じる。最初の白鳥を踊るところにめちゃくちゃ引き込まれたから、千裕が思わず息を吹き込みたくなるのがわかる。あとコンテのテストで踊る赤い靴と、ガラ公演で踊る姿が重なってじんときた。バレエの解説もしっかり入ってるしストーリーもおもしろい。あえて省いて余白を作ってるところが幾つかあるし、まだ続きを描く予定があるみたいなので楽しみ。


ここから先はだいぶ個人的な話だから別に読まなくていいです。
なんでこんなにバレエものに惹かれたかというと、長年バレエを習ってる幼馴染が居りまして。小学生の頃から毎年発表会を観に行ったりレッスンの話を聴いたりしてたから、勝手に親近感が湧いたというか、一目見てめちゃくちゃ興味が湧きました。あと昨年たまたまNHKのドキュメンタリーでバレエスクールに通う男子学生の苦悩と青春をみたから、描かれる情景が浮かびやすかったというか、読みながらめっちゃこのドキュメンタリーの中身が浮かんで…
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=20090

とりあえずこの漫画読んでめちゃくちゃバレエの公演観たくなったので、絶対プロの公演を見に行こうと心に誓った。


『傷あとにくちづけ』  あまきいお

https://book.dmm.com/detail/b653aovrp00854/

『噛みあとにキス』のスピンオフ。登場人物に被りはあるけど、全く知らなくても普通に読める。失恋したばかりの歯科医の瀬戸が社長令息の来栖と出会って、期間限定の恋人として過ごすものの、失恋の傷から臆病になって本当の恋人になるまで踏み出せない…って話。瀬戸さんが美人で可愛くてたまらん。瀬戸さんが悩んだり気持ちを整理して踏み出すところまで、来栖さんはあくまで見守るだけってところが良かった。でも欲しいと手を伸ばしたとき、そばに居て欲しいと願う時には届く距離にいて寄り添ってくれる。この二人の距離感がすごく好き。瀬戸さんが帰り際にちょっと進んで振り返ったら、来栖さんが手を広げて「おいで」ってするシーンがあって、そこが一番好き。付き合ってからのあまあまも最高。


オメガバース作品

『ただいま、おかえり -ひとやすみ-』 いちかわ壱

https://book.dmm.com/detail/b343afspr00333/?i3_ref=search&i3_ord=7

『ただいま、おかえり』シリーズの第4弾。
いや突然4巻勧めんなよって感じではある。

このシリーズは、オメガバースの中でも男女問わずαβΩの全員が妊娠できる設定の世界。第3弾まではαの弘(ひろむ)と、Ωの真生(まさき)と、その子供二人が中心で、子育てメインのストーリー。
この巻は、弘の幼馴染でαの松尾と、弘一家の隣に住む大学生でβの祐樹の話。1〜3弾では、何度も登場してはいたが進展がなかった二人。未だはっきりとした恋愛関係ではないものの、お互いが大切に思っている。だからこそ一歩踏み出せず、恋人という言葉ではうまく括ることができない。そんな二人の関係に答えを探していく話で、「好き」とは、「恋人」とは、「家族」とは何なのかを考えさせられた。
シリーズ全体ではこの二人の話が1番好きだったけど、メインの二人も良いので4冊通して読んでほしい。4冊すべて肌色シーンはほとんど無いです。ドラマCDも出てます。

http://www.comicbox.co.jp/omegaverse_project/occd_tadaima_okaeri/index.html


『鵺の啼く夜に』 miso

https://book.dmm.com/detail/b343afspr00779/?i3_ref=search&i3_ord=1

これも男女問わずαβΩの全員が妊娠できる設定の世界で、組長の息子でαのマオ、マオの部下でΩの八坂、二人に拾われたαのニシキという裏社会で生きる3人の運命と絆と愛の話。ヤクザの話なので暴力、殺人など流血表現も盛りだくさんで全体的に暗めでシリアスなストーリー。ニシキと八坂を家族のように思うマオ、マオを運命の番と信じる八坂、マオのために生きる八坂に惹かれるニシキ…それぞれのもつ過去と抱える真実が絡みあって1つになる結末に不思議な美しさを感じた。読み終わった後、圧倒されてしばらく思考停止したし「なんか凄かった…」しか感想が浮かばなかった。これがデビューコミックスって書いててまじでビビった。すごい。


『ロマンチック・ラメント』 左藤さなゆき

https://book.dmm.com/detail/b170akoko02611/?i3_ref=search&i3_ord=1

恋人に運命の番が現れて失恋したΩの旭。クラブで出会ったαの煌臣と関係を持つが、煌臣は元恋人の誠臣の双子の弟だった。始まりこそ身体の関係からだし冒頭からエッチなシーンだから全体的にそういう感じなのかな?と思ってたら全然違った。オメガバースで絶対と言っていいほど問題になる、運命か心で選んだ相手か、を双子との恋愛でうまく描いた作品。心で選んだ相手には、いつか運命の番が現れるかもしれない。運命の番と結ばれることが必ずしも幸福とは限らない。自分の運命が、他の誰かを傷つけることになるかもしれない。そんな葛藤が全部ストーリーに盛り込まれていて、話の構成に感心した。


番外編


ここから先はちょっと性癖強めの作品。
全部バリバリに肌色です。

『一目惚れした人がドMだったもので』 山田ノノノ

https://book.dmm.com/detail/b680ahokd02031/?i3_ref=search&i3_ord=1

山下誠一郎さん界隈で、CDが出るぞー!って話題の(?)『跪いて愛を問う』と同じ作家さんの作品。SMだけどあくまで愛がある行為だし、えげつない表現とかは無くて、割と普通に読めると思う。繩師でドMのミサキに、一目惚れした普通の会社員翔太。ミサキは苦しさや痛みでしか上手く生を感じられなかったり、普通の感覚から少し外れたところがあって、翔太と付き合う中でミサキにとって新しい感覚を知っていく。翔太はSMのことをミサキに教わるから、お互いの中に無いものを教え合いながら愛し合ってるのがすごくいいなって思った。ミサキがただ攻められて喜んでるだけじゃなくて、翔太が予想を超えたSを出すシーンでちょっと焦ってるミサキさんがとにかくエッチで可愛くて最高でした。ドMな人が好きすぎる。


『イン・ジ・エデン』 色野イト

https://book.dmm.com/detail/b680ahokd02467/?i3_ref=search&i3_ord=1

ガラス職人の桐人と聖職者の要。突然の雨に降られて、要が女性用のランジェリーを身につけていることが桐人にバレてしまって、エッチな展開になる話。これは下着姿が可愛いな〜って眺める本。見られたい気持ちを隠して恥ずかしがりながら乳首透けすけの下着つけてるのが可愛くて好きです。ただそれだけ。ほかの女装モノとか女性下着付けてるような作品も読んだけど、これが一番可愛いな〜って脳みそ空っぽにしてエッチな下着を愛でられてよかった。


『溢れて零れて、我慢できない』 やまち

https://book.dmm.com/detail/b330etksb01011/?i3_ref=search&i3_ord=1

ナンバーワンホストの零司と、オーナーの綾。
男にお漏らしさせたい零司が綾にいろんなシチュエーションでお漏らしさせて興奮してエッチする話。途中から両想いで甘さも増していくし綾さんもどんどん可愛くなる。攻めと同じ性癖だと読んでてめっちゃ楽しいと思う。最初から最後までがっつり性癖に特化してるからかなり読む人を選ぶ作品。私はめちゃくちゃ好きでした。

CDは未聴ですがキャストインタビューだけでも面白いので、零司役の八代拓さん綾役の中島ヨシキさんが好きなら下のサイトから是非読んでみてください。

https://e-fifth.net/spsite/afurete/


ほかにも色々と読んだ漫画あるので、またいつかまとめて感想書けたらいいな〜

おわり!